薬剤師ってどんなお仕事?    初歩からの簡単講座


疑義照会は何を照会する?

投稿者: vakjoy, カテゴリー: 未分類

薬剤師に課せられている義務の一つがこの疑義照会です。

適切に患者に対して投薬するときに間違いがあってはなりません。

薬剤師法では「薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師または獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによって調剤してはならない」と定めています。

 

疑わしいとき


処方せんに疑わしい点があった場合には処方せんを作成した医師に照会を行う義務があります。

また処方せんに疑わしい点があることに気付く義務もあります。

 

薬剤師は処方せん受け取った時にまず処方せん鑑査を行って内容をチェックします。

はじめに書類としての形式的な不備がないかどうかをチェックします。

それから医薬品名、分量、用法用量、後発医薬品への変更の有無といった内容をチェックします。

高齢者や子供の場合は薬の用量に制限があることや、アレルギーや副作用など患者ごとの情報を頭に入れておきます。

 

処方せんの内容に疑問が生じたときに疑義照会を行います。

照会は要点を踏まえたものとなるように、事前にポイントを整理し、医師に分かりやすいように伝えることが大切です。

同時に代替案も用意して提案できるとベストです。

 

照会の後


回答が得られたなら処方せんの備考欄に照会日時、照会先名、照会内容と結果、そして照会した薬剤師の氏名を記入します。

場合によっては処方通りでよいとの回答をもらうことがあります。

その場合は実質的な変更はありませんが、薬剤師が疑義照会をしたという事実は記録しておく必要があります。

患者の安全性を守るために疑義照会を行いますが、薬剤師自身を守るためにもこの手順は大切です。

 

なぜならば、もし処方された薬によって患者さんの体調が悪化した場合に、その責任が薬剤師に問われる可能性があるからです。

過去にあった実際の事件として、疑義照会をしないまま調剤をした結果、患者が副作用のために死亡したことがありました。

 

医薬分業という言葉があります。

医師側と薬剤師側で明確に責任を分けて考えるという原則ですが、疑義照会はまさにこの医薬分業の本質です。

薬剤師の社会的地位が保たれているのはこの疑義照会によると言っても過言ではありません。

 

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